2009-11-02 スカイウェイブ250のタイヤ(2)
タイヤやエンジンオイルを交換したときのインプレッション記事はあまり参考にならないかなと思っています。
交換するときにはそれまでのタイヤやオイルを使い古しているわけですから、新しいものになっただけで相当の変化があります。前回交換から数千キロ走って次の商品と比較するなんて、まず無理でしょう(タイヤやオイルの性能を適切に表現して記録できるプロは別として)。
スカイウェイブ250ならタイヤの限界を引き出すようなブレーキングやコーナリングはまずできないので、バイク店がメーカー指定のブリヂストンの次にダンロップを入れ
「以前と同じプリヂストンにしておきましたから」
と言ったらとしたら、私はきっと
「ああ、新品はいいなー、そうそう、この感じだったよ」
と思うはずです。
「ハイグリップの B3/B2 Pro 入れときました~!」
などと言われたら、きっと峠に出かけて
「やっぱり違うなー」
と思うことでしょう。
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交換の後、乗り手にとって「良くなった」という感触があっても、機械にとって良いのかどうかはまた別の問題だと思います。もちろん気分良く乗れることも大事なことですが...。
人間の感覚はものすごくいいかげんで、目隠しテストをすると信じられないほどだまされます。タイヤやオイルの違いがわかるくらいなら、タイヤ空気圧の違いや道路の舗装の違い、季節による空気密度の違い、給油毎のガソリンの違いにも気づきそうなものですが、こちらには意識を向けないのでなかなか話題になりませんね。
私など、
「今回はなんだか燃費がいいな」
と思うだけで本当に燃費が良くなります。おそらく自分に暗示がかかり、スロットル操作がていねいになったり無駄な加減速をしなくなったりするのでしょうね。
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暗示の影響をわかりやすく書いていらっしゃる丸山さんのサイト Fire Roadster をご紹介します。「実験室」の記事には実証を第一にする姿勢がはっきりしていてずいぶん参考になりました。
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