« 2014-05-30 鳥の糞 | トップページ | 2014-07-19 始動用キャパシタ »

2014年7月11日 (金)

2014-07-11 ホンダ ハイブリッドリコール

ホンダのフィットとヴェゼルとが再度リコールです。

いままでの経緯をまとめてみました。

技術者、販売者、首脳の苦悩が伝わってきます。やっかいさのスケールは当初考えていたよりも数段大きかったのではないでしょうか。

平成25年10月25日 リコール

不具合の部位(部品名)     動力伝達装置(自動変速機制御コンピューター)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、自動変速機制御コンピューターのプログラムが不適切なため、モーター走行モードでの停車時に変速機内のドグとスリーブが噛み合わないことがあります。そのため、トランスミッション警告灯が点滅し、メーターディスプレイに点検表示がされるとともに、1速が噛み合わないと発進できなくなるおそれがあります。または、2速が噛み合わないと奇数段変速での走行となるおそれがあります。

* DCT型:デュアルクラッチトランスミッション型
改善措置の内容     自動変速機制御コンピューターのプログラムを対策プログラムに書換えます。

対象 4,883台

-------------------------------------------------------

平成25年11月1日 サービスキャンペーン

不具合の内容

(1)電動連続可変バルブタイミングコントロール機構(E-VTC)搭載車において、エンジン制御コンピューターのプログラムが不適切なため、E-VTCが最遅角位置から戻らなくなるとエアコンが作動しなくなるとともにアイドリングストップしなくなり、エンジン警告灯が点灯するおそれがあります。

(2)電動連続可変バルブタイミングコントロール機構(E-VTC)搭載車において、エンジン制御コンピューターのプログラムが不適切なため、E-VTCが最遅角位置から戻らなくなるとエンジンの出力が低下し発電量が不足して加速不良となり、エンジン警告灯が点灯するおそれがあります。

改善の内容
エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き替えるとともに、車載のサービス診断記録装置を確認し、該当するものはE-VTCギヤ一式を新品と交換します。

対象 19,943台

----------------------------------------------------

平成25年12月21日 リコール

不具合の部位(部品名)     動力伝達装置(自動変速機制御コンピューター)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

1)7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、エンジン制御ユニット(ECU)のプログラムが不適切なため、低車速でアクセルをオフにした際、エンジンにかかるモーターの充電負荷よりエンジン出力が低いため、エンジン回転数が低下することがあります。そのため、エンジンの回転が不安定になりエンストするおそれがあります。(停止後の再起動及び走行は可能)

2)7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムが不適切なため、

 (1)車両起動時にギヤチェンジ用アクチュエーターの出力を監視している2種類のIC間でクロック精度に差があり、起動準備が完了しているにもかかわらず未完了と誤判断することがあります。そのため、メーターディスプレイのトランスミッション警告灯が点滅し、「トランスミッション点検」の表示が点灯するとともに、駐車状態から起動しなくなるおそれがあります。

 (2)車両起動時にプログラムが立ち上がる際、起動に必要な一部データを消去してしまうことがあります。そのため、パワースイッチを押しても駐車状態から起動しなくなるおそれがあります。

3) 7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、ハイドロスタティッククラッチアクチュエーター(HCA)のプログラムが不適切なため、クラッチの締結力を制御するピストンの移動量を検出するセンサーが移動量を誤検知することがあります。そのため、HCA内部異常と判断し、メーターディスプレイのトランスミッション警告灯が点滅し、「トランスミッション点検」の表示が点灯するとともに、発進や後退ができなくなるおそれがあります。

*DCT型:デュアルクラッチトランスミッション型

改善措置の内容    

1)エンジン制御ユニット(ECU)のプログラムを修正します。

2)トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムを修正します。

3)ハイドロスタティッククラッチアクチュエーター(HCA)のプログラムを修正します。

対象 36,100台

------------------------------------------------

平成25年12月21日 サービスキャンペーン

不具合の内容

1)7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、エンジン制御ユニット(ECU)のプログラムが不適切なため、

 (1)     EV走行モードでの発進の際、ミッションでの自動変速時にギヤのドグとスリーブが噛み合わないことがあります。そのため、発進時のインギヤ動作に遅れが生じ、トランスミッション警告灯(シフトインジケーター)が全て点灯するとともに、発進に時間を要するおそれがあります。

 (2)登坂路のEV走行でバッテリーの充電量が低下する等の条件で、アイドルストップからの復帰時に坂道発進補助システムが働かないことがあります。そのため、坂道発進時に後退するおそれがあります。

 (3)変速操作後の発進時にクラッチ温度が高いと、クラッチ締結時のトルクが大きくなることがあります。そのため、発進時に車体が前後に揺動するおそれがあります。

 (4)停車時、DレンジからP、Nに操作した際にギヤのドグとスリーブが噛み合わないことがあります。そのため、トランスミッション警告灯が点滅し、メーターディスプレイの点検表示が点灯するおそれがあります。

2)7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムが不適切なため、停車中の手動変速操作時にギヤのドグとスリーブが噛み合っていなくても、変速完了と誤判定することがあります。そのため、発進時のインギヤ動作に遅れが生じ、トランスミッション警告灯(シフトインジケーター)が全て点灯するとともに、発進に時間を要するおそれがあります。

改善の内容

1)エンジン制御ユニット(ECU)のプログラムを修正します。
2)トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムを修正します。

対象 36,100台

----------------------------------------------------

平成26年2月10日 リコール

不具合の部位(部品名)     動力伝達装置(エンジン制御ユニット)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

ハイブリッド車の7速DCT型自動変速機において、変速機内の1速ギヤのハブ上をスリーブが滑らかに動かないものがあります。そのため、1速ギヤがかみ合わないために、発進不良(発進までに時間がかかる、発進しない等)、坂道でのずり下がり、加速不良(エンジンの吹け上がり)が発生したり、急に1速がかみ合うために、意図しない急発進等をする場合があります。また、メーターディスプレイのシフトポジションが全点灯し、またはトランスミッション警告灯が点滅し、メーターディスプレイに「トランスミッション点検」の表示がされることがあります。

改善措置の内容     全てのお客様に不具合の内容を通知し、当面の暫定措置として「Sモード」または、「SPORTモード」(原則として1速ギヤを使用しないスポーツタイプのモード)での使用や坂道で駐車ブレーキを使用することを注意喚起するとともに、車載のサービス診断記録装置を確認し、自動変速機のギヤが噛み合わなかったことが記録されている場合は、内部部品が損傷している可能性があることから自動変速機を良品に交換します(2月10日から実施)。

但し、お客様から要望があった場合には、自動変速機の部品交換にて対応します。その上で、1速ギヤがかみ合いやすくなるようにエンジン制御ユニットのプログラムを変更します(2月27日(予定)から実施)。

対象 81,353台

------------------------------------------------------

平成26年2月10日 サービスキャンペーン

不具合の内容

7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、
1)トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムが不適切なため、車両起動時にギヤアクチュエーター位置の初期化が正しく行われないことがあります。そのため、トランスミッション警告灯が点滅し、フェールセーフが働き、Pレンジから他のレンジにシフトしてもNレンジまたはPレンジとなるおそれがあります。尚、Dレンジにシフトすると発進は可能であります。

2)ハイドロスタティッククラッチアクチュエーター(HCA)のプログラムが不適切なため、HCAが故障しても検知ができないことがあります。そのため、奇数段変速または偶数段変速のみでの走行となるおそれがあります。

3)モーター制御コンピューター(モーターECU)のプログラムが不適切なため、車両起動直後にモーターECUがモーターインバーターからのデータを受信できないことから通信エラーとなり、メーターディスプレイに「システム点検」の表示がされるとともに、エンジンでの走行となるおそれがあります。

4)エンジン制御ユニット(ECU)のプログラムが不適切なため、

 (1)EV走行モードからの緩やかな登坂路発進時、ブレーキペダルを離した際、モーター駆動力が弱いことから、タイヤに伝わるまでの間に車両が僅かに後退するおそれがあります。

 (2)登坂路発進や降坂路走行、並びに低速からの再加速時、自動変速機が低速ギヤに変速した際に車速に対してエンジン回転数が高くなるおそれがあります。

 (3)長い下り坂をアクセルペダルを踏込まず走行する際、スロットルバルブの目標開度と実際のバルブ開度に差が生じることがあります。そのため、スロットルバルブ制御が正しく行われず、スロットルバルブが故障したとECUが検知し、エンジン警告灯が点灯するとともに、アクセルペダルを踏込んでも加速不良となるおそれがあります。

 (4)エンジン走行モードでの定速走行や減速状態からの加速時、動力伝達クラッチの接続が遅いことから、エンジン回転が高くなり加速感が損なわれるおそれがあります。

または、EV走行モードでの低速走行からの加速時、駆動力を補うためエンジンが始動した際にシフトダウンさせる設定であったため、エンジン回転が高くなり加速感が損なわれるおそれがあります。

 (5)シフト操作時のNレンジ判定時間が短いことから、シフトレバーをRレンジまたはDレンジへシフトした後、ホームポジションへゆっくり戻すと、Nレンジとなるおそれがあります。

改善の内容
1)トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムを対策プログラムに修正します。

2)ハイドロスタティッククラッチアクチュエーター(HCA)及びトランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムを対策プログラムに修正します。

3)モーター制御コンピューター(モーターECU)のプログラムを対策プログラムに修正します。

4)エンジン制御ユニット(ECU)のプログラムを対策プログラムに修正します。

対象 81,353台

---------------------------------------------------------

平成26年7月11日 サービスキャンペーン

不具合の内容

1)エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、

 (1)坂道での発進停止の繰り返し、渋滞での低速走行、更にオートブレーキホールド(ABH)機能を搭載している車両はABHを使用した状態での停車を繰り返すとクラッチ温度が上昇し、実クラッチ摩擦特性と推定クラッチ摩擦特性とに差が生じるものがあります。そのため、クラッチ滑り量が減少して加速時に車両が前後振動し、インフォメーションディスプレイに「トランスミッション高温(第一警告灯)」の警告が表示された状態でそのまま走行を続けると、駆動力を制限するため、エンジンの吹け上がりや坂道が登りづらくなり、最悪の場合、前進レンジでは「トランスミッション高温(第二警告灯)」の警告が表示されるとともに前進できなくなり、後退レンジでは後退できなくなるおそれがあります。

 (2)エンジン走行モードで坂道を2速ギヤで低速走行し、転舵操作を行った際に1速にシフトダウンし、その後の緩やかな坂道で停車してから発進すると1速が継続されることから、エンジン回転が高くなり加速感が損なわれるおそれがあります。

 (3)エンジン走行モードにて急勾配の坂道で停車後直ぐに発進する際に、ブレーキペダルから足を離しアクセルペダルを踏み込んでも、車両が僅かに後退するおそれがあります。

 (4)エンジン走行モードでDレンジからRレンジにシフトした際、シフト操作から駆動の発生までに時間を要することから発進が僅かに遅れるおそれがあります。

 (5)エンジン走行モードにて中速クルーズ走行中、モーター走行モードに切り替え変速する際に、モーター駆動力を伝達しなくなることから、僅かな減速感を感じるおそれがあります。

2)トランスミッションドライバーユニット(TDU)のプログラムが不適切なため、TDUとエンジン制御コンピューター(ECU)との通信が一瞬切れた際にクラッチの締結を一瞬開放して動力の伝達ができなくなり、発進の遅れまたは加速不良となるおそれがあります。

3)自動パーキング選択制御機能において、作動条件が整っていない状態で走行後停車し、当該機能が作動していないにも関わらず、それに気付かずブレーキを離し降車すると、意図せず車両が動き出すおそれがあります。

4)パーキングスイッチを押した後や自動パーキング選択制御機能が作動している状態で、誤ってブレーキペダルを踏みながらシフトレバーをPポジション以外にシフトすると、意図せず車両が動き出すおそれがあります。

改善の内容

1)-(1) ECUを対策プログラムに書き換えます。また、プログラムの書き換えに伴い、警告灯の表示に対する車両の取り扱いを変更することから、取扱説明書を変更し、交換します。

1)-(2)ECUのプログラムを対策プログラムに書き換えます。

1)-(3)ECUのプログラムを対策プログラムに書き換えます。

1)-(4)    ECU及びモーターECUのプログラムを対策プログラムに書き換えます。

1)-(5)    ECUのプログラムを対策プログラムに書き換えます。

2)TDU及びECUのプログラムを対策プログラムに書き換えます。

3) 4)全車両、ECUとメーターECUプログラムを書き換え、下記機能を追加します。

・自動パーキング選択制御作動中に、Pポジション以外へシフトした際には、ブレーキペダルから足を離すと自動でパーキングに入り、インフォメーションディスプレイに警告を表示させます。

・駐停車中に、シートベルトを装着せずにPポジション以外へシフトし、ブレーキペダルから足を離した際には、インフォメーションディスプレイに警告を表示させます。

また、当該ページの記載内容を変更した取扱説明書と交換するとともに、使用者に駐停車操作における注意点を周知します。

対象 175,356台

-----------------------------------------------------------

平成26年7月11日 リコール

不具合の部位(部品名)     原動機(エンジン制御コンピューター)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、

1)ECUが検知し学習しているクラッチ推定摩擦特性と実クラッチ摩擦特性がずれた状態で、EV走行モードでの走行中にモーター駆動でエンジンが始動した際、モーターから過大な駆動力が発生することがあります。そのため、運転者が意図せず車速が一瞬増加するおそれがあります。

2)エンジン走行モードでの停車中にシフトレバーをDまたはRに操作して発進する際のギヤの噛み合い動作の間や、EV走行で急勾配の坂道にゆっくり進入し、一時停止してエンジンが始動した時、アクセルペダルを強く踏み込んでいると、モーターから過大な駆動力が発生することがあります。そのため、車両が急発進するおそれがあります。

改善措置の内容     1) 2)エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。

対象 175,356台

« 2014-05-30 鳥の糞 | トップページ | 2014-07-19 始動用キャパシタ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/138413/56761934

この記事へのトラックバック一覧です: 2014-07-11 ホンダ ハイブリッドリコール:

« 2014-05-30 鳥の糞 | トップページ | 2014-07-19 始動用キャパシタ »

最近のトラックバック

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ