2011-09-12 ホンダPCX・スズキアドレス 新型レポート
小型車のレポートが充実しているアウトストラーダさんのサイト「間違いだらけのコミューター選び」にPCXやアドレスの新型(2010年)、ホンダディオの詳細な記事が追加されていました。14インチが気になる方、アドレスの進化を知りたい方、必読かも…。
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アドレスV125を見かけると、つい気になってしまいます。
スズキ アドレスV125は2005年2月の発売以来満4年を超えるロングセラーとなっています。マイナーチェンジを繰り返していることから、メーカーにとって重要車種なのでしょう。2008年末のマイナーチェンジではかなりの変更がありました。
・点火方式がCDIからトランジスタへ
排気浄化のために火花時間を長くする必要があったと想像します。回転の上限は 9,000rpm なので、ドエル時間が足りないということはないのでしょう(K7 の点火時期ピックアップはクランクシャフトでしたが...)。
・排気 O2 センサ・触媒導入
2007年型(K7)までの燃料噴射は排気中の酸素濃度を参照しませんでした(それでもあれだけの性能と燃費とを実現したはたいしたものです)。今回のマイナーチェンジではおそらく触媒を導入したために O2 センサーが必須になったのだと思います。実際に乗っている人の話によると、燃空比の制御が細かくなったためか排気・騒音対策にもかかわらず走行性能・燃費は落ちていないようですね。
・電装の直流化
K7 ではヘッドライト・テールライト・メーター照明は交流点灯で、整流器・レギュレータ・バッテリの負荷を減らす設計でした。製造原価を下げる賢い判断だったと思います。今回は中型スクータと同様の直流点灯(バッテリ接続)に変更です。販売価格上げに直結しますが、どのような判断だったのかが気になります。
この他にも、このクラスにとって非常に厳しい騒音規制をクリアするため、いろいろと工夫があると想像します。エンジンをカバーで覆うスクーターだから空冷でもなんとか規制をクリアできたのでしょう。
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排気・騒音の厳しい規制のため、他機種が続々と生産中止になる中、基本設計は同じまま販売を続けることができるのはみごとだと思います。
私はアドレスをほめたたえていますが、もちろん「もっとこうだったらなー」という点はあります。
まず、小さい(車体・車輪)のですが、これはこの車の存在意義なので、短所とは言えないでしょうね。
前ブレーキはもう少し強く効いたほうが良いと思います。私が唯一交換した部品が前ブレーキパッドでした。
価格が少し高くなっても、メッキや塗装の質はもう少し上質のほうがうれしいですね。
前後サスペンション(ダンパー)はストローク初期のなめらかさと減衰特性、寿命がもうひとつです。おそらく部品メーカーからの購入価格は気が遠くなるほど安いのでしょうね。
スカイウェイブ250を購入したのは東京都町田市の「モーターサイクルドクター須田」です。学生のときからお世話になってた店。
整備場が整理整頓されているのを見て、ここなら大丈夫だろうと思いました。
納車前にシャシダイナモで走行前の慣らしをするのも好印象ですね。最近の車は部品・組み立ての精度が高いので、1970年代の車のように長期にわたって丁寧に慣らしをする必要はなくなったといいますが、工場で組み上がったばかりではさすがに「当たり」がついていないようです。
最初の数キロ~数十キロの走行で相当の量の金属粉が発生するようなので、その期間にごく軽い負荷でエンジンや動力伝達機構を動かしてやる意味は大きいと思いました。
新しい車両が手に入るともっと気分が浮かれると思っていましたが、予想していたよりも淡々とスカイウェイブを引き取ってきました。
お祭り気分にならなかったのは、小さいながらもすばらしい走りを体験させてくれたアドレスとの別れのせいでしょう。本当に良い車でした。
身長 180.5cm の私が乗ってもちょうどよい車体で、不思議と疲れません。日帰りでの遠出では、
山伏峠 540km
霧ヶ峰 472km
大泉 439km
といった距離を楽々と走りきってくれました。
時速 50km/h を越えると振動も少なくなり、いつまでもどこまでも走っていける気になります。
そして、平均燃費(メーター読み・満タン法)は 約 42km/L。一日の給油が3回だったのは 2年間乗っていて2回。給油所さえあれば2回の給油で 600km は走ります。
燃料も最小限なら、手間も最小限でした。車両が原因で走れなかったことは皆無です。信頼度 100%。電球すら切れませんでした。
あの小気味よい加速を味わえなくなるのは本当に残念です。
アドレス君、本当にありがとう。
販売店から連絡があり、3月21日に納車とのこと。
アドレスと出かけられるのももう少しの間となった。
アドレスに乗って2年。信頼性は十分だし、性能はすばらしい。
唯一の弱点が排気量、つまり、自動車専用路に入れないことだ。
今日は次期車両の契約をしてきた。
このブログも近いうちに「新装開店」にしなければなるまい。
2009年1月25日に富士山に出かけたとき、融雪剤が車体に付いた。
今日は昼間暖かくなったので、水洗い。
悲しいことに、排気管がマフラーに溶接してある場所に赤く錆が浮いているのを発見。いままで洗車したときには気づかなかったから、融雪剤が付いたまま一週間置いておくうちに発生したのだろう。
後サスペンションのダンパー室にも赤い錆の色が付いた。
屋根付き車庫に車体カバーで保管しているので、条件はそれほど悪くないはずなのだが、やはり鉄は錆びるということか。
錆が進行しないうちにマフラーを外してサンドペーパー処理をし。耐熱塗料を塗らねばなるまい。
東西南北どちらに出かけても夕方の渋滞がひどい。高速道路の魅力には抗しがたい。
販売店にホンダのフォルツァを見に行った。電子制御変速機と新型エンジンとの評価はとても高いそうだ(販売店談)。
乗車姿勢をとってみたが、懸念が的中してしまった。下半身のおさまりがよくないのだ。身長 181cmで手足が割と長いので、足をフロアボード中央に置くとカウル内側に「膝蹴り」をお見舞いしてしまう(アドレスV125でもブレーキ時にときどきカウルを「ニーグリップ」している)。
カタログ写真のように足を前に投げ出してみたが、とても不自然で落ち着かない。これでは快適なコーナリングはできそうもない。
これだけ大きな車なのにアドレスV125よりも乗車姿勢に制限があるとは思わなかった。おそらく、
・シート下の収納容積が欲しいので横幅が広くなる
・そうすると足つき性が問題になるのでシート高さを低くする
・燃料タンクはセンタートンネルに配置するので、床板を低くできない
・最低地上高もある程度は必要
という理由なのだろう。
私の希望は:
・シートをもう少し高くし、
・足を乗せる部分をもう少し低くして後ろに下げ、前下がりではなく平坦に
というところだ。足を前に投げ出す姿勢では長距離は走れない。スーパーカブのような姿勢を実現できないものか。
英国ホンダでは SH300i を売っているが、乗車姿勢のために積載をあきらめた秀逸な設計だと思う。これなら大柄な英国男児も乗れるだろう(試乗記事ではかなりの高評価)。やればできるのに...。
こんどは少しは大柄なマジェスティ400 と スカイウェイブ 400 とを見に行こうと思う。排気量はそんなにいらないのだが...。
私にとってスクーターの最大の利点は積載が容易な点だ。何でもシート下に放り込んで鍵がかかるのがこんなに便利だとは使うまで気づかなかった。雨天のヘルメット・手袋収納にも困らない。
普通の二輪にも荷物は積めるが、準備(どのバッグに何を入れるか)、積む作業、下ろす作業と、いずれも結構な手間だ。
無段変速もすっかり好きになった。変速が楽になっただけ、ブレーキや走行ラインに注意を向けることができる。一般道の信号で走ったり止まったりはスクーターの強みが最も出るところだろう。
燃費率がどんどん良くなっている。
1年前の同時期は累計で 42km/L 台だったのが、最近は 43km/L 台になっている(距離計・満タン法)。
いつも給油する近所の給油所のポンプ計量がアヤシイか、とも思ったが、出先で給油しても同じような結果になる。
では、前タイヤが減って前輪の外周が小さくなって回転数が多くなり、距離計が多目に出るのか。外見ではそれほど減っていない。アドレス標準のダンロップD306の寿命は長く、12,000km 程度では前輪はまだまだだ。空気圧はこまめに規定値にしている。
エンジンオイルは交換の都度同じものをゲージ上限まで入れている。
使い方(走り方)はさほど変わっていない。急な登りを全開で走るのもしょっちゅうだ。
そうすると、燃費率変化の原因は次のようなものだろうか:
1.エンジンやドライブトレインの内部抵抗が減少した
2.走り方が合理的(車に合った走り)になった
3.変速機のベルトやプーリの変化で変速比が変わってきた
4.燃料噴射量が変わってきた
普通に整備をしていれば5万キロくらいは楽に走るらしいので、1万キロ程度では調子が出てきたところなのだろうか。
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